AIならWebサイトは自分で作れる。それでも制作会社に頼む意味はある?
生成AIでWebサイトを自作できる時代に、制作会社へ依頼する意味を、費用、セキュリティ、著作権、運用、責任の観点から考えます。

最近、Xで「ある医師会のWebサイト制作に約60万円、維持費が月2万5,000円かかっている。AIならすぐ作れる」といった趣旨の投稿が話題になっていました。
実際のサイト規模や仕様、契約内容、制作会社の作業範囲などが分からないため、その60万円が高いのか安いのかを外部から判断することはできません。
ただ、この話を見ていて、
- そもそもWebサイト制作に60万円は高いのか?
- その制作会社はちゃんとした会社なのか?
- 今ならAIで自分で作ればいいのでは?
という話は、それぞれ分けて考えた方がいいのではないかと思いました。
弊社もWebサイトやWebアプリを制作する会社です。そして、AIも普通に使っています。
その立場から考えてみます。
まず「60万円は高いのか?」
これは、内容が分からなければ何とも言えません。
例えばディレクター、デザイナー、エンジニアがそれぞれ関わり、
- 要件整理
- サイト設計
- デザイン
- コーディング
- CMS構築
- スマートフォン対応
- テスト
- 公開作業
まで行うとします。
仮に1人日5万円で計算すると、12人日で60万円です。1人が20営業日働けば100万円になります。
もちろん実際の人日単価は会社や職種、契約形態などによって大きく異なりますが、複数の専門職が従来型の方法でしっかり制作するのであれば、60万円という予算は決して潤沢ではありません。
規模によっては、かなり厳しい価格でしょう。
だからといって「60万円なら良い制作会社」とも限らない
ここは別の問題です。
60万円という価格だけでは、その制作会社がちゃんとしているのか分かりません。
100万円でもひどいサイトを作る会社はあるでしょうし、60万円でも非常に良い仕事をする会社はあるでしょう。
例えば、ちゃんとした制作会社でも、
- 今月は仕事が少ないので稼働を埋めたい
- 固定費だけでも回収したい
- 既存顧客なので安くしている
- 今後の保守契約まで考えている
といった理由で、通常より安い価格を提示することはあり得ます。
逆に、安価な人材だけで制作していたり、十分な確認をせず納品していたりする会社もあるでしょう。
これはAI以前から存在していた問題です。「制作会社に頼んだ」という事実だけでは、品質は保証されません。
見るべきなのは価格だけではなく、その金額で、誰が、何を、どこまでやってくれるのか?です。
では、AIなら60万円より安く作れる?
これは普通に可能だと思います。
現在の生成AIは、
- サイト構成案
- 文章
- HTML・CSS
- JavaScript
- Reactなどのコード
- デザイン案
- 画像
- テストコード
など、Web制作のかなり広い範囲を支援できます。
IPAも「AIを用いたソフトウェア開発」として、AIがソフトウェア開発に大きな影響を与えていることを取り上げています。
これまで3日かかっていた作業が数時間になるのであれば、当然制作費も変わります。
弊社でもAIを開発に利用しています。ですから、「AIを使って安く作るのは手抜きだ」とはまったく思いません。
同じ品質のものを短時間で作れるのであれば、効率化した方がいいでしょう。
さらに、自分でAIを使って作ってもいい
制作会社に頼まず、自分でAIを使ってWebサイトを作る。これも全然アリだと思います。
特に、
- 数ページ程度
- 更新機能は不要
- 会員機能なし
- 決済なし
- データベースなし
- 静的ファイルとして公開
というWebサイトなら、かなり現実的になってきました。
HTML、CSS、JavaScriptを生成してもらい、静的ファイルとして公開する。あるいはNext.jsやAstroなどでビルドし、生成された静的ファイルを配信する。
会社概要、事業内容、アクセス、問い合わせ先などを掲載するだけなら、必ずしも大規模なCMSは必要ありません。
「Webサイトは制作会社に頼まないと作れない」という時代では、もうないと思います。
ただし「何を作るか」で話は変わる
ここで重要なのが、すべてを「Webサイト」という言葉でまとめないことです。
例えば、会社概要を5ページ掲載するサイトと、ログインして個人情報を閲覧・変更できるサイトでは、同じWebサイトでも全然違います。
ざっくり分けると、こんな感じです。
| 作るもの | AIで自作する難易度・リスク |
|---|---|
| 完全静的な会社案内 | 比較的低い |
| 静的なLP | 比較的低い |
| 外部フォームを利用する静的サイト | 比較的低い |
| CMSを利用するサイト | 上がる |
| WordPressサイト | 上がる |
| 独自フォーム | 上がる |
| DBを利用するWebアプリ | 高い |
| ログイン・会員機能 | 高い |
| EC・決済 | 高い |
| 個人情報を扱うシステム | より慎重な判断が必要 |
もちろん「静的サイトなら絶対安全」という意味ではありません。
JavaScriptや外部サービス、ホスティング設定、ドメイン、依存パッケージなど、確認するものは残ります。
ただ、公開サーバー上でCMSやデータベース、認証機能などを動かさない構成にできれば、Webアプリケーションとして考えるべき攻撃対象を減らしやすくなります。
CMSを入れたあたりから話が変わってくる
例えばWordPressなどのCMSを利用すると、「ページを表示する」だけではなく、
- 管理画面
- ログイン
- ユーザー権限
- データベース
- CMS本体
- テーマ
- プラグイン
- アップデート
など、管理するものが増えます。
IPAも、CMS本体や追加機能(プラグイン)の脆弱性を悪用してサイトが乗っ取られ、改ざんされた事例があると説明しています。
ウェブサイトを安全に運用するには?(IPA NEWS 2024年7月号)
だからWordPressが悪い、という話ではありません。更新機能が必要ならCMSを利用するメリットがあります。
重要なのは、本当にCMSが必要なのか?を考えず、とりあえず入れることです。
更新しない5ページの会社案内なら、CMSを持たない構成も選択肢になります。逆に、担当者が頻繁にニュースや商品情報を更新するなら、CMSを導入する価値があります。
ログイン・フォーム・DBが入ると、さらに考えることが増える
AIに「会員登録とログイン機能を作って」とお願いすれば、それらしいコードが出てくるでしょう。そして動くかもしれません。
でも、動くことと、安全であることは別です。
ログイン機能には、認証、セッション管理、アクセス制御などを考える必要があります。
IPAもログイン機能を持つWebサイト全般についてセッション管理に注意が必要としており、決済や非公開情報を扱うサイトでは被害が大きくなるため特に注意を求めています。
アクセス制御についても、非公開情報を扱ったり、本人だけにデータ変更を許可したりする場合には適切な仕組みが必要です。
安全なウェブサイトの作り方―アクセス制御や認可制御の欠落(IPA)
AIに作ってもらったものがブラウザで動いた。それだけで公開できるとは限りません。
AIが書いたコードを誰が判断するのか
AI開発で一番重要なのは、ここではないでしょうか。
AIがコードを書いた。ビルドも通った。ブラウザでも動いた。
では、そのコードは安全でしょうか?
- 不要な権限を与えていないか
- APIキーを公開していないか
- 入力値を適切に処理しているか
- 認証を回避できないか
- 利用しているライブラリに問題はないか
- 依存パッケージに既知の脆弱性はないか
最終的には誰かが判断する必要があります。
AIで作ること自体がリスクなのではありません。
AIが出したものを誰も評価できない状態で、そのまま本番に出す。
こちらの方が問題だと思います。
AIで作るときは「権利関係」も自分で判断することになる
セキュリティ以外にも考えておきたいのが、著作権やライセンスなどの権利関係です。
生成AIは文章だけでなく、
- 画像
- イラスト
- ロゴ案
- キャッチコピー
- HTML・CSS
- JavaScript
- プログラムコード
まで生成できます。
便利なのですが、AIが生成したものだから、自由に使って大丈夫。とは限りません。
文化庁も「AIと著作権に関する考え方について」を公表し、AIと著作権の関係について整理しています。
例えばAIに「こんな雰囲気のキャラクターを作って」と依頼したとします。
生成された画像が既存のキャラクターや作品と非常によく似ていた場合、権利上問題にならないかを確認する必要があります。
「AIが勝手に作ったので知りません」だけでは、企業として安心して公開できるとは言えません。
コードにもライセンスがある
画像だけではありません。
プログラムコードにも著作権があり、オープンソースソフトウェアにはそれぞれライセンスがあります。
MIT License、Apache License、GPLなど、ライセンスによって利用条件は異なります。
AIが生成したコードについて、
- これは完全にAIがゼロから考えたコードなのか
- 既存コードとどの程度似ているのか
- 何らかのライセンス条件を確認する必要があるのか
を、出力だけを見て完全に判断するのは簡単ではありません。
さらにAIに「このライブラリを使えばできます」と言われて導入したとしても、そのライブラリ自体のライセンスや利用条件、メンテナンス状況まで確認する必要があります。
AIがコードを書いてくれることと、企業がそのコードを安心して商用利用できるか判断してくれることは同じではありません。
「似ていることに気付けない」という問題もある
ここはAIを使う側にとって、意外と難しいところです。
例えばデザイナーなら「このデザイン、あのサイトに似すぎている」と気付くことがあります。
エンジニアなら「このコード、既存のライブラリやサンプルにかなり似ているな」と違和感を持つことがあります。
文章でも「このキャッチコピー、どこかで見たことがある」と気付くことがあります。
しかし、その分野に詳しくない人がAIを使って制作している場合、そもそも「似ている」ことに気付けない可能性があります。
AIで制作できることと、その成果物を評価できることは別です。これはセキュリティとかなり似ています。
法律上問題がなくても「炎上する」ことはある
さらに企業の場合、法律だけ考えればいいわけではありません。
仮に法的な問題にまではならなかったとしても、
- この会社、AIで作った画像を実際の社員みたいに掲載してない?
- この商品写真、実物じゃなくてAIでは?
- 他社のサイトにそっくりでは?
- この文章、他社の記事とほとんど同じでは?
とSNSで指摘されれば、企業の信用に影響する可能性があります。
特に、
- 医療
- 金融
- 行政・公共性の高い組織
- 教育
- 採用
- 商品販売
など、信用が重要な分野では慎重に考える必要があります。
法律上の「違法かどうか」と、企業としてその使い方を説明できるかは別の問題です。
AI画像は特に分かりやすい
例えば会社の採用ページに「私たちと一緒に働きませんか?」という文章とともに、AIで生成した架空の社員が楽しそうに働いている写真を掲載したとします。
単なるイメージ画像として利用しているのであれば、それだけで直ちに問題になるとは限りません。
ただ、求職者が実際の社員や職場の様子だと思って見ていたらどうでしょう。
あるいは飲食店が、AIで生成した料理を実際のメニュー写真のように掲載する。ホテルが、存在しない客室をAIで生成して掲載する。工務店が、施工していない住宅を施工事例のように掲載する。
技術的には簡単にできます。
しかし、できることと、やっていいことは違います。
ここでは著作権とは別に、企業としての信頼性の問題が出てきます。
AI利用そのものが炎上するわけではない
ここも誤解しないようにしたいところです。
AIを使っただけで問題になる、という話ではありません。弊社もAIを使っています。
重要なのは、どこでAIを使い、何を人間が確認したのか説明できる状態にしておくことだと思います。
例えばコラムのイメージ画像をAIで生成することと、実際の商品写真をAI画像に置き換えることでは意味が違います。
コードのたたき台をAIに作らせてエンジニアがレビューすることと、何をしているか分からないコードをそのまま本番公開することも違います。
AIを使ったかどうかより、AIに何を任せたのか。最終的に誰が確認したのか。の方が重要です。
制作会社に頼む理由は「炎上したとき」にも出てくる
企業が制作会社や代理店へ依頼する費用には、単純な制作作業だけではなく、こうした判断も含まれている場合があります。
例えば、
- この素材は商用利用できます
- このフォントはWebで利用できます
- この写真はこの条件なら掲載できます
- この表現は誤解を招く可能性があります
- この実装にはセキュリティ上の問題があります
といった確認です。
もちろん、すべての制作会社がそこまで確認しているわけではありません。
だからこそ、制作会社に頼めば安心ではなく、そこまで確認してくれる制作会社なのかを見る必要があります。
そして問題が発生したとき、「誰に確認すればいいのか」「誰が修正するのか」「誰が経緯を説明できるのか」が決まっていることにも価値があります。
安く作るということは、リスクを自分で持つことでもある
ここまで含めると、AIで自作することと制作会社へ依頼することの違いが、かなり分かりやすくなります。
AIを使って自分で作れば、制作費を大幅に下げられる可能性があります。それは大きなメリットです。
ただし、
- セキュリティ
- 著作権
- OSSライセンス
- 素材の利用条件
- AI生成物の確認
- 誤認を招く表現
- 公開後の炎上
- 障害対応
などについて、自分たちで判断する範囲も増えます。
つまり、制作費を安くする代わりに、そのリスクを自社で引き受ける。という選択でもあります。
それを理解したうえで、「このサイトなら自分たちでやる」と判断するのであれば、AIによる内製は十分合理的だと思います。
それでも「AIで自作」は十分あり
ここまでリスクについて書きましたが、「だから制作会社に頼みましょう」という結論ではありません。
結局はリスクとリターンの話だと思います。
例えば、小さな会社の会社案内サイト。数ページしかない。CMSも不要。個人情報も保持しない。止まっても致命的ではない。問題が起きたら自分で調べながら直せる。
それなら、制作費に100万円かけるよりAIで自分で作る。という経営判断は十分あり得ます。
浮いた100万円を広告や営業、商品開発に使った方が会社にとって良いかもしれません。
Webサイトを完璧にすることが会社の目的ではないからです。
逆に、制作会社へ頼む意味が大きいサイトもある
一方、
- CMSを安全に運用したい
- 個人情報を扱う
- ログイン機能がある
- DBを利用する
- EC・決済がある
- 障害時に早く復旧する必要がある
- 社内に技術者がいない
- 担当者が退職しても運用を続けたい
- 医療・金融など信用性が特に重要
となれば、「作れるか」だけではなく、「運用できるか」「問題が起きたときに対応できるか」まで考える必要があります。
そのリスクを自社で持つのか。外部へ任せるのか。そこに制作会社へ依頼する意味があります。
ただし「制作会社に頼めば安心」でもない
ここはかなり大事です。
AIに任せるのが怖いから制作会社へ依頼した。ところが、その制作会社がAIの出力をほぼ確認せず納品していた。これでは意味がありません。
あるいは、
- WordPressを長期間更新しない
- 不要なプラグインを大量に入れる
- パスワード管理が適当
- バックアップがない
- ライセンスを確認していない
- 素材の出所が分からない
- 担当者しか構成を知らない
- 退職したら誰も分からない
という制作会社なら、AI以前の問題です。
つまり、AI vs 制作会社ではありません。
自分で責任を持つか、信頼できる相手に任せるかという選択に近いと思います。
制作会社はこれから必要なくなる?
個人的には、現在の形のWeb制作会社はかなり減っていくと思っています。
少し前まで「会社のホームページを作りたい」となれば、制作会社へ依頼するのが普通でした。
これからは、会社概要、事業内容、ロゴ、写真、希望する雰囲気をAIへ渡せば、かなりのところまで作れるようになるでしょう。公開まで自動化されていくはずです。
そうなると、「HTMLやCSSを書けます」というだけでは、制作会社へ依頼する理由はどんどん小さくなります。
これは仕方がないと思います。
「Webサイトを作ること」の値段は下がる
AIによってコードを書く時間が10分の1になったとしても、「今まで100万円だったから100万円です」がいつまでも通用するとは思いません。
競争がある以上、制作価格にも反映されていくでしょう。
特に、
- 小規模なコーポレートサイト
- LP
- 採用サイト
- キャンペーンページ
など、比較的定型化しやすい制作は価格が下がっていく可能性があります。
「Webサイトそのものを作ること」の商品価値は、今後さらに下がると思います。
それでも残る仕事はある
では制作会社が完全になくなるのかというと、少なくとも当面は違うと思います。
残るのは、何を作るべきか判断する仕事です。
例えば、「WordPressで作ってください」と言われても、このサイト、本当にWordPress必要ですか?と判断する。
「ログイン機能を付けたい」と言われたら、その機能、本当に自社で持つ必要がありますか?と考える。
AIが生成したコードに対して、動いているけど、この実装は危ない。と判断する。
AIが生成した画像に対して、このまま企業サイトに掲載するのは危ない。と判断する。
そして、
- 要件を整理する
- 適切な技術を選ぶ
- セキュリティを確認する
- 著作権・ライセンスを確認する
- 誤解を招く表現がないか確認する
- アクセシビリティを確認する
- テストする
- 運用方法を考える
- 障害時に対応する
といった部分です。
コードを書く仕事が減っても、「判断する仕事」は残ります。
「作れるか」より「出して大丈夫か」
AIで作れば、制作に必要な「作業」は確実に減っていくでしょう。
しかし、公開してよいかを判断する仕事まで同じ速度でなくなるとは限りません。
- セキュリティ上問題ないか
- 他者の権利を侵害していないか
- ユーザーを誤認させないか
- 企業として説明できる表現になっているか
AI時代のWeb制作では、作れるかよりも、出して大丈夫かの方が重要になっていくのかもしれません。
制作会社は「作る会社」から「判断と責任を引き受ける会社」へ
Web制作会社の役割は、Webサイトを作る会社から、Webに関する判断と責任を引き受ける会社へ変わっていくのかもしれません。
AIならコードを書ける。デザインも作れる。文章も書ける。画像も作れる。
では、人間に何を頼むのか。
最終的には、これで本当に大丈夫?に答える仕事なのではないでしょうか。
弊社もAIを使っています
おべんちゃーでも、WebサイトやWebアプリの制作にAIを利用しています。
AIを使わないことを品質の証明にするつもりはありません。むしろ使えるところでは積極的に使い、制作時間を短縮した方がよいと考えています。
その分、
- この構成でいいのか
- このコードを公開していいのか
- この画像を使っていいのか
- そもそもこの機能は必要なのか
という判断に時間を使いたいと思っています。
そして将来的には、そういう仕事すらAIがかなりできるようになるでしょう。そうなったら、今とはまた違う仕事を考えなければいけません。
Web制作会社としては、なかなか厳しい時代です(笑)。
でも、利用する側から見れば、Webサイトを作るための選択肢が増えて、価格も下がっていく。それ自体は悪いことではないと思います。
まとめ
「Webサイト制作60万円は高い」「AIなら一瞬で作れる」という話だけでは、本当にその価格が妥当なのかは分かりません。
60万円でも安い案件はあります。60万円でも高い仕事もあります。AIで自分で作って十分なサイトもあります。制作会社へ任せた方がいいサイトもあります。
重要なのは、AIか、人間かではありません。
- 何を作るのか
- 失敗したときにどれくらい困るのか
- そのリスクを誰が引き受けるのか
です。
完全静的な会社案内なら、AIで自分で作るという選択肢はかなり現実的になっています。
一方、CMS、認証、DB、個人情報、決済などが入れば、考えるべきことは増えていきます。
さらに、AIを利用するならセキュリティだけでなく、著作権、OSSライセンス、素材の利用条件、AI生成物による誤認や炎上などについても考える必要があります。
制作会社に頼むのであれば、「ページを作ってもらう料金」だけではなく、
- 何を判断してくれるのか
- どこまで確認してくれるのか
- 公開後に何をしてくれるのか
- 問題が起きたときに誰が対応するのか
まで確認した方がいいでしょう。
AIによってWebサイトを「作る」価格は、これからさらに下がっていくと思います。
そのとき制作会社に残る価値は、コードを書くことそのものではなく、「これを世の中に出して大丈夫か」を判断し、その責任を引き受けること。なのかもしれません。
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